
【最新刊】
『報道しない自由――なぜ、メディアは平気で嘘をつくのか』
西村幸祐 (著) イースト・プレス
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トランプ革命で甦る日本
西村幸祐 (著), ケント・ギルバート (著)
イースト・プレス
 
激動する世界に日本はどう立ち向かうのか。世界秩序の変化と日本の真の独立は? グローバリズムの終焉と国家の復権の行方は?
日本人とアメリカ人のそれぞれの立場で、西村幸祐とケント・ギルバートが本音で論じ合った、日本と世界の未来。明らかになった、日本人に、今、問われるもの。

>>「日本人に『憲法』は要らない」内容紹介
【新刊】
日本の自立 戦後70年、「日米安保体制」に未来はあるのか? 西村 幸祐,ケント・ギルバート(著)
 
【目次】
第一章 ポスト「戦後70年」の日米同盟
第二章 なぜ日米関係は「ねじれる」のか
第三章 覇権主義化する中国、追従する韓国
第四章 クールジャパンと変わりゆく日米文化構造
>> Z旗新聞社(@zshinbun)さん「西村幸祐、ケント・ギルバート共著 『日本の自立』全ページ感想ツイートまとめ(完走)」

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『「反日」の正体―中国、韓国、北朝鮮とどう対峙するか』
●内容および目次紹介

トークライブ@阿佐ヶ谷ロフトAアーカイブ
●目次等内容紹介
●参考資料(80年代CM・ニュース他)
●祥伝社サイト・特集ページ
●補足資料年表(祥伝社特別企画)
●全ページ感想ツイート(by @zshinbun)
●facebookページ















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「幻の黄金時代」とは、歴史上で日本が経済的に最も繁栄し、経済的、政治的な分野に留まらず、文化的にも日本の影響力が世界に波及して、日本人がわが世の春を謳歌した1980年代のことを指す。
そんな80年代(昭和55年~平成元年)のあらゆる事象を振り返り、文化的、歴史的、政治的、社会的脈絡の中から80年代の現代史と文化を描いたのが本書である。
なぜ、「黄金時代」が「幻」で終わったのか?
その20年~30年前の原因に、現在の日本が未曽有の混乱、衰退から脱出する鍵がある。
90年代以降の日本は、いわゆる「失われた10年」、あるいは、現在まで続く「失われた20年」を過ごしている。
その期間はそのまま冷戦崩壊後の20年に重なっていることが重要だ。
現在の私たちは、経済的にも、政治的にも、文化的にも、最も困難な時代を迎えている。
日本と日本人が今、最悪の状況に直面している遠因は、この80年代の「黄金時代」が「幻」で終わってしまったことにある。
本書は、東日本大震災、長期化するデフレ不況、民主党政権の無力などで危機に直面する日本に、再生と復興のヒントを示唆するものとなるだろう。
【目次】
まえがき
第一章 日本の黄金時代――八〇年代と村上春樹
1 ジパングを造ろうとした日本人
世界の「ナンバーワン」を目指して
企業は戦略を持ち得たが、国家は持てなかった
来るべき時代を予見した、ある広告
村上春樹の店へ
2 パリコレと拉致を繋ぐ、「風の歌」。
私のリクエストに、村上春樹は......
サブカルチャー論を否定した『風の歌を聴け』
ニューヨーク、東京、パリを繋ぐ八〇年代
都市論としての北朝鮮「拉致」
3 明るいパステルトーンは、二十一世紀日本の病巣だった。
薄められた「死」と「性」
「鼠」の奇妙な自殺
一九八二年の「ヘルシー&セクシー」
「ひょうきん」「ネアカ」に潜んでいた暗い影
第二章 底抜けに明るい「柔らかい個人主義」
1 異常犯罪と柔らかい個人主義
ある中学生の自殺
八〇年代の犯罪は親殺しから始まった
「柔らかい個人主義」は何を壊したのか
2 「明るすぎる楽観主義」の末路
なぜ「柔らかい個人主義」は受け入れられたのか
無内容、現実遊離――江藤淳氏の〝山崎批判〟の意味
今、この国を溶解させるもの
3 オーウェルは『1984年』でオタクを予言したのか?
八〇年代のフォニイとして
日本はオーウェルの「未来」と対極にあった
RCサクセションとオタクに通底するもの
第三章 反日のはじまりと言論統制
1 歴史の罠――反日という〝悪魔〟の芽生え
なぜ教科書に <近隣諸国条項>が追加されたのか
二十年をかけて実行された「反日」
北京五輪ボイコットへ動く欧米
一方、日本は......
2 奪われた言葉――GHQの郵便検閲
『1984年』の恐怖は現在の日本を襲っている
GHQの郵便検閲とは
日本はいまだ「被占領」から脱け出せない
第四章 「同時代文化」の輝きとプラザ合意
1 一九八五年は黄金時代の結節点だった
RCサクセションの位相転換
YMOと「同時代文化」のエネルギー
プラザ合意――標的にされた一九八五年の日本
2 ポスト「プラザ合意」の八〇年代
一瞬の光芒を輝かす道へ
<ソフトウェアとしてのクルマ>――ホンダF1の原点
そしてターボは禁止された
戦争としてのF1グランプリ
「世界の終り」と「サヨク」の誕生
3 激変した文化状況のパラダイム
見せかけの <パクス・日本>
吉本隆明が評価した一冊の小説
歌い継がれる「瑠璃色の地球」が意味すること
第五章 左翼からサヨクへ
1 「戦後史の空間」と二十一世紀のマトリックス
八〇年代に書かれた『不思議の国のアリス』
村上春樹は『ブレードランナー』を観たか
一九八五年と二〇〇八年の符号
ドラクエは「世界の終り」を彷徨う
2 「戦後史の空間」が提起したもの
<戦後> にどっぷり浸かっていた日本の八〇年代
文芸評論家、磯田光一の葛藤
「二つの軍事占領」論とは
「脱戦後」というまやかし
3 「サヨク」の誕生と贋ポストモダン
なぜカタカナなのか
<サヨク> 誕生の瞬間
ポストモダンを志向したモダニスト
第六章 八〇年代後半の日本に空いた大きな穴
1 一九八七―一九八八「地上の夢」が走った
一人の作家が見た時代の夢
名作を誕生させた本田宗一郎という〝素材〟
「世界征服をたくらむ日本」と、フランスの大臣が断罪
「経済摩擦は文化摩擦」
2 時代が黙殺したポーランドからの手紙
それはノートの切れ端だった
「黄金時代」が見過ごしたもの
なぜメディアは梶山静六氏の重大答弁を葬り去ったのか
拉致被害者家族の記者会見はこうして阻まれた
3 ノルウェイの森はどこにあるのか
レース中継画面に現われた「天皇の病状」
クリスマス商品としても消費された <文学>
壊れる卵の側に立つ
村上春樹にとっての「システム」とは何か
4 現代史として読み解く『ノルウェイの森』
なぜDIGではなくDUGだったのか
細部の失敗と大きな嘘
リアリティと時代の空気
「心情三派」と「団塊の世代」
三島由紀夫自決の日を村上はどう書いたか
第七章 昭和の終わりと日本の黄金時代
1 八〇年代最後の年に終焉を迎えた昭和
昭和天皇崩御
馬脚を現わした贋ポストモダン派
ひとつの歴史の終わりと何かの始まり
日本株価最高値を記録して
2 そして「失われた二十年」が始まった
「その後」を予見する一九八九年の出来事
捏造と偏向――反日報道の原点
少年犯罪の系譜で見る「八〇年代以後」
宮崎駿、大友克洋、士郎正宗――クリエイターが見抜いた「黄金時代」の幻
堤清二=セゾン文化――とは何だったのか
「黄金時代」へのレクイエム
あとがき
参考文献
【関連リンク】
「幻の黄金時代」祥伝社サイト・特集ページ
「幻の黄金時代」facebook特設ページ
【西村幸祐放送局・関連リンク】
» 【ズバリ!文化批評】幻の黄金時代、80年代を振り返る[桜H24/4/25] /富岡幸一郎氏、西村幸祐の新刊を語る
» 4月下旬刊行・西村幸祐新刊「幻の黄金時代 オンリーイエスタデイ'80s」(祥伝社)について:【Critic】
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