平成28年8月9日刊行の「日本人に『憲法』は要らない」(ベスト新書)について

バイデン副大統領「日本の憲法は、日本に核保有させないように我々が作った」
今年の8月15日に米国副大統領はこう言った。日本を封じ込め、属国にしておくためだ。
日本には「改憲派」と「護憲派」という勢力が対立している。だが、それこそが異常な事態である。まず、その思考の枠組みを壊すことから始めないと、憲法を自由に語れない。
そんなことを本書で知ってもらいたい。

「日本人に『憲法』は要らない」目次
「憲法」をもっと身近なものへ―まえがきにかえて
序章【憲法の基礎知識】
憲法学者が教えない、「憲法」の"常識"
「憲法」の常識、非常識
イギリスに「憲法」はない!?
「十七条憲法」は世界に誇る知的財産
「憲法は権力を縛るもの」という定義は、日本ではナンセンス
第一章【改憲論の問題点】
改憲派も護憲派も避けられない"真実"
Ⅰ 憲法問題による<東京の壁>
「憲法」で分断されている日本
「民主主義」対「社会主義」の対立が残る東アジア
三島由紀夫を理解できなかった、政治家とジャーナリスト
「安保法制」狂想曲
アメリカの弱体化と中国の拡張
Ⅱ 憲法学者、政治家、マスコミの欺瞞
3種の呪文「平和主義」「民主主義」「立憲主義」
憲法学者の意見は参考程度に
「聖職者」と化した、日本の憲法学者
「社民党」「民進党」の憲法観
「共産党」の憲法観
「国連憲章」への過剰な賛美
「国連憲章」と「日本国憲法」の矛盾
Ⅲ アメリカ製の「日本国憲法」
「日本国憲法」は「ハーグ陸戦条約違反」!?
なぜケネディ駐日米国大使は「日本国憲法は米国製」とツイートしたのか
実は「日本国憲法」の改正を期待しているアメリカ
核のボタンを横に置き「平和スピーチ」をするオバマ大統領
「日本国憲法」は "不平等条約"である
Ⅳ 「八月革命」というプロパガンダ
「革命」にすり替えられた「敗戦」
「自虐史観」を下支えしている「八月革命説」
第二章【憲法の定義】
改めて考える。「憲法」とは何か
Ⅰ 日本古来の「憲法」と欧米のNEW「憲法」
「憲法」とは何か
幕末期の国際法『万国公法』と「いろは丸事件」
「五箇条の御誓文」とジョン万次郎
「Constitution」の和訳は「律令」?「国憲」? 「建国法」? それとも「憲法」?
「憲法」を定着させた伊藤博文
Ⅱ 「アメリカ合州国憲法」と「大政奉還建白書」
「アメリカ独立戦争」と「フランス革命」から生まれた"近代憲法"
アメリカは「憲法」によって建国された"人工国家"
日本の夜明け「大政奉還建白書」
「明治維新」は"革命"ではなく"政権交代"
外交を意識した、龍馬の「新政府綱領八策」
"国防"のために作られた「大日本帝国憲法」
Ⅲ 誤解だらけの「平和主義」
「平和」とは何か
「日本国憲法」にある「平和主義」
各国の「不戦」規定
Ⅳ 誤解だらけの「民主主義」
「民主主義」とは何か
噓に塗れた民主主義
「アメリカ合衆国憲法」の本質は"民主主義の暴走"を制御すること
「十七条憲法」に見る"日本型民主主義"
Ⅲ 誤解だらけの「立憲主義」
「立憲主義」とは何か
憲法は改正するのが当たり前
「日本国憲法」の改正手続きの困難さ
憲法を自由自在に変更することが、本来の「立憲主義」
第三章【日本の近代憲法】
「大日本帝国憲法」と「日本国憲法」はどう作られたのか
比較のはじめに
Ⅰ 成立過程―「大日本帝国憲法」
明治天皇の「立憲政体の詔書」
「藩閥体制」から「議会政治」へ
民間からの「私擬憲法」
「東洋大日本国国憲按」と「五日市憲法」
追放された大隈重信
日本の近代憲法の生みの親・井上毅
伊藤博文の海外憲法調査
井上毅が重要視したのは"日本の伝統"
時間をかけ練り上げた「大日本帝国憲法」起草
日本とは「天皇がシラス」国である
Ⅱ 成立過程―日本国憲法
日本国憲法の制定理由
GHQの占領下で作られた憲法
日本政府の「憲法改正案」
戦争国側に与した、宮澤俊義の「憲法改正要綱」
毎日新聞にスクープされた、GHQの関与
日本人を蔑視した作業期間"10日間"の憲法草案
あとがき
主要参考文献
<巻末付録>
「十七条憲法」全文&現代語訳
「大日本帝国憲法」全文&現代語訳
「日本国憲法」全文
【参考リンク】
「近代憲法」誕生以前から、日本は民主的な国だった! 『日本人に「憲法」は要らない』の意味するものとは?
日本は「憲法」を必要としない国である! インタビュー/『日本人に「憲法」は要らない』著者・西村幸祐
西村幸祐『日本人に「憲法」は要らない』全ページ感想ツイート【完走】
|