『報道しない自由――なぜ、メディアは平気で嘘をつくのか』

メディアの情報統制が、日本人に襲いかかる。まるでオーウェルが『1984』で描いた全体主義の社会になっている。と言ったら、どれだけの人が信じてくれるだろうか。
だが、メディアの報道の何かがおかしいと感じた人なら、フェイク・ニュースの洪水が、憲法改正と日本の自立を圧殺するそんな状況を、本主から読み取ってくれるはずだ。

 

《出版社より》

メディア論の第一人者が教える虚偽(フェイク)と真実(ファクト)の見分け方
ニュースの真相は、彼らが「伝えない」部分にある。

「安倍政権=独裁政治」は、虚像にすぎない!

◎北朝鮮は「Jアラート」発令前に発射を予告していた
◎都議会議長は小池百合子氏との握手を拒否していなかった。
◎開校反対派のキャンペーンが森友学園問題の発端だった。
◎加計学園の認可は「ゆがめられた行政」を正すものだった
……国民はフェイク・ニュースには目が行きがちだが、「報道しない自由」を駆使した「都合の悪い事実」の「カット」には目が行かない。カットされた部分に潜むニュースの真相を、メディア論の第一人者が、実例を挙げて検証する。

現在の日本のメディアは5W1Hを無視している。
とくに左派系メディアは、目的のためであれば、
5W1Hの概念など無視してかまわない、
恣意的に操作してかまわないと考えている。
言い方を換えれば、一定イデオロギーの情報機関である。
イデオロギーの目的に沿って5W1Hを操るのであるから、洗脳装置である。
そして、左派の戦略の目的は、2017年において、
明らかに「北朝鮮の脅威隠し」であり、
その背後にある大きな柱は「憲法改正阻止」だった。(「はじめに」より)

 

《はじめに メディア・コントロールの敗北》より

なぜ、メディアは事実を伝えないのか。なぜ、メディアは恣意的な報道をするのか。なぜ、メディアは「受け手」を煽せん動どうするのか……。
多くの人がそんな疑問を持ち始めたのは、約15年前の2002年ごろからだった。この年は日本と朝鮮半島を舞台にして非常に大きな出来事が二つあった。
一つ目は、6月から7月にかけて日韓両国で開催されたサッカーのワールドカップだった。日本が開催を表明して開催権をほぼ手中にしているときに韓国が突如、開催を名乗り出て激しい招致合戦を展開。結果的に共同開催になったワールドカップだった。
二つ目は、小泉純一郎ろう総理が北朝鮮を訪問し、金正日国防委員会委員長が日本人拉致を認めて謝罪し、日朝平ピョン壌ヤン宣言に調印したことだった。
スポーツと軍事、外交とテーマはまったく違うが、それまでメディアが隠していたものが白日のもとに曝さらされ、一気に受け手のメディアへの信頼が失われたのがこの年だった。
そして、おもしろいことに、朝鮮半島を舞台にしていたという共通点があった。それはまた、日本人が歴史認識を問い直し、「歴史洗脳」から解き放たれつつあったことと同時進行だった。メディアを含めた戦後体制の情報空間への大いなる懐疑が、一気の多くの人々に認識されるようになったのである。
そして、15年後の日本では、安倍晋三総理が5月3日の憲法記念日に憲法改正のスケジールを発表した。それは日本が戦後レジームという旧体制(アンシャン・レジーム)から大きく変化する時代の分水嶺を迎えたことを象徴する。

 

《おわりに こんなメディアに、私たちは負けるわけにはいかない》より

本書で繰り返し述べたことは、メディアが本来の役割を果たしていない、危険なわが国の状況についてである。「はじめに」でも述べたように、本書執筆中に衆議院が解散総選挙となり、ますますその傾向が強くなった。
2017年の総選挙の目的は、北朝鮮危機が待ったなしの状態になり、さらに中国共産党が習近平の独裁体制を強化させ、わが国がきわめて危険な状況になってきたことである。

 

『報道しない自由』発売記念・トークライブ&忘年会

~フェイク・ニュースと「東京の壁」を突き破れ!~
西村幸祐+藤井厳喜+三浦小太郎
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メディアの情報統制が、日本人に襲いかかった平成29年(2017)。
フェイク・ニュースの洪水が,9条改憲と日本の自立を圧殺した。
そんな1年を振り返り、政治、外交、安全保障から文化まで、
状況として語り尽す。
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日時/平成29(2017)年12月3日 (日) 午後6時開場:6時半開演
会費/2500円 (1drink付)
会場/JazzBarサムライ新宿区新宿3-35-5 守ビル5F
お問合せ/
Tel. 03-3341-0383
jike@n.email.ne.jp
(宮崎Jiken)

※定員35名+補助席5名=超満席約40名様
忘年会/21時頃から先生方を交えての酒宴です。お時間の許す方はお残り下さい。

JazzBarサムライ
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